和気 優 ネパール滞在記 その6

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6月12日

ネパール弾き叫びロード、山間部のリィリィ村へ行ってきたぜ!

メンバーはボビン、松岡俊介、梅崎陽の4人。

まず、山の素晴らしい空気と水に感謝。

カトマンズからは信じられない、ネパール原風景を見せてもらった。

途中バイクを降りて、道なき山路をグイグイ標高を上げて、息を切らし登りつめるとそこは天空農園だった。
ボビンが築いたファームハウスがそこにあった。
しかし、家は地震によりガレキと化していた。

それでもボビンはあっけらかんと、しょうがないね、と…

水源もあり、そこが将来最高の農園となる事は間違いない!
ボビンも農民ロッカーなのだ!

さてさて、山を降り、村のリーダープロディプさんにアレンジしていただいた、村の学校ライブである。

学校敷地に入るや、そこはまさに理想卿、桃源郷であった。

校庭の前後ろには棚田があり、煌びやかな衣装で田植えをする女性たち。
その向こうに、キラキラと目を輝かせ、笑っている子どもたち。

手作りの野外ステージには、刺繍された記事の屋根がヒラヒラと風に舞い、スピーカーからはネパール民謡が流れていた。

んー、感動。
和気の求めている理想が1つのシーンに凝縮されている。

さぁ、子どもたちが校舎から野外ステージへと押し寄せ、アレヨアレヨと数百名は集まった。
俺たちの、ちょっとしたアクションにリアクションしてくれて、大きな歓声で応えてくれる、屈託の無い子どもたち。

ボビンと共にステージを務め、最高の時間を共有できた。
レッサンビリリリの大合唱は、生涯忘れられないだろう。

それでも、子どもたちの8割は家を失うか住めない状況にある。
田植えをしていた女性たちもそんな状況の中、笑いながら「しょうがないよ、また作るしかないね」と、農業が出来る喜びに満足な様子だった。

もはやネパールへは、我々が何かを差し出すのではなく、逆にもらっているようなのだ。
事実、どこへ行っても「これ食べていけ」「やれ飲んでいけ」と、腹一杯状態。

この国民のポジティブマインドに投資するのが、今回の義援金の意味かも知れない。
義援金ではなく、彼らのスマイルを買わせていただく、的なニュアンスか⁈

そんな清々しい思いに浸りながら、夕暮れの心地よい山風を受け、バイクで帰路についた。


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