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下北沢AOZORA PEOPLE Vol.2
- 2015/7/8
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小澤鮎子/靴づくり サポーター
靴(モノ)との有機的な暮らしとヒント
「自分の関わる人に対して何か魅力的になるためのキッカケづくりをしていきたい」 そう語る小澤鮎子さんは靴づくりの人である。 ”モノをつくる=暮らすこと”と捉える姿勢は= なんでも買える便利な時代になって忘れかけていたこと=ではないだろうか。 「私は生活に必要なものを自分でつくれる原始人になりたいんです」 その一言がとても印象的でした。 小澤さんがモノを買うときの指標は ”300年後にもあるかなこれ?”とのこと。 人は変わっていき、飽きたら捨てるのサイクルがムダではないかと考える。 自分で作ったものなら壊れた場合は直せるし、飽きたらデザインを変えることもできる。 そして、買ったものよりもずっと長く愛着を持って使うことができる。 その思いから靴に限らず、さまざまなモノを手作りしていきたいと語る。
靴づくりのインストラクターを務める一方で、 現在はオーガニックチャイニーズレストランに勤めている。 キッカケは20歳の頃 悪性リンパ腫ガンになり、 食べ物でカラダが作られていることを体感したことで、 以後、食にこだわるようになったとのこと。病気の経験をし、 ライフスタイルを見直すキッカケになり”自分にできる役割を果たすこと、 そしてその人ができることを最大限に活かすことはなにか”を日々考えて過ごしている。 靴についても「〝とっておきの自分に合った一足〟が楽しみながら簡単に作れるんですよ」 と教えてくれた。日々の生活にスパイスを与えてくれるお話がいっぱいだった。 (取材:高橋里奈)
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