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AOZORA PEOPLE紹介~福山雄作さん(生理用品・衣料販売)
- 2015/5/2
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福山さんがオーガニックな活動を始めたのは、地球環境活動「I LOVE THE EARTH」 に参加することがきっかけだった。「I LOVE THE EARTH」とは、地球環境についての情報を伝えるセミナーを開催したり、愛を広げる活動をする団体だ。この団体を通して、日用品に含まれている成分の中に、健康にも環境にも良くない影響を与えているものがあることを知る。
その後の福山さんは、日用品に含まれる成分が健康や環境に与える影響について、いろいろ調べ、学び、真剣に健康や環境のことを考えるようになっていく。
まず、自分の日用品を自然に還る安心・安全なものに変え、次いで食や衣服などを、なるべくオーガニックを選ぶようになる。そして。本当に良いと感じたものを人に伝えるようになっていった。
福山さんは現在、イベントに出店してオーガニックコットンやリネンの布ナプキン、衣服を販売している。
「衣服は、1日23時間着ているもので、健康に大きく影響します。素材が化繊だと静電気が発生し、お肌だけでなく、心の不調にもつながります。また、コットンでも、合成染料や漂白剤が使用されているものだと、その成分が経皮吸収されてしまいます。紙ナプキンは、石油由来の成分でできており、その成分が粘膜(膣)から吸収されていきます。また吸収剤は身体を冷やす作用があったりと、使用することで身体や心の不調の原因になります。オーガニックコットンの布ナプキンに変えることで、それらのリスクを回避し、子宮を守り温め、本来あるべき生理の姿に戻していくことができます」と福山さんは語る。
実際に使ってみた女性の喜びの声が福山さんにも届いている。
「“布ナプに変えてから、ほんと生理が変わりました!教えてくれてありがとうございました”と、満面の笑みで言っていただけたことが、一番嬉しかったなって思います。オーガニックな仕事を広げて行くことで、自分だけでなく、大切な人たち、そして地球全体がハッピーになっていくという確信しています」。
このように語る福山さんは、自身の活動を通して喜んでくれる人たちがいることを本当に嬉しそうに語っていた。福山さんのような人が増えるときっと素敵な社会になるだろう、そう思う人柄の人だった。(木原 寛)